こんにちは。関西在住のアラフィフ主婦omochiです。
11月にあった京都モダン建築祭に行って来ました。

普段は、非公開の近代建築や名建築が一斉に公開され、邸宅や銀行、教会、学校など現代建築や国宝を見学することができます。
今回は、平安女学院で公開された「聖アグネス教会」と「明治館」を紹介します。
平安女学院は、日本聖公会に属するキリスト教主義の学校です。起源は大阪ですが、1894年に京都に移転し、ミッション系の女子学校として発展しました。
聖アグネス教会
京都市上京区桜鶴円町
竣工は1898年(明治31年)で、設計者はJ・M・ガーディナー。
ガーディナーは米国聖公会の宣教師で、立教大学の初代校長を務めた方だそうです。

3層の鐘楼を持つゴシック様式で建てられた煉瓦造の教会です。
烏丸通に建っていて、煉瓦造の重厚な教会は、さぞかし歴史ある教会なんだろうな〜と目立っていました。

内部は広く、天井の梁が剥き出しの開放的な空間でした。
赤い絨毯が、華やかな中にも神聖さを感じさせました。



教会内部で目を引いたのは、やっぱりステンドグラス。30面以上のステンドグラスが填め込まれていて、大部分は創立時の古いものだそうです。
日本のステンドグラス製造のパイオニアになった、宇野澤辰雄氏が制作されたそう。
巨大なバラ窓が美しく気品がありました。今は自然光ではなく、LED照明で照らされているそうです。
全体的に華美な感じではなく、シンプルで洗練された印象でした。

立派なパイプオルガンは、ドイツのボッシュ社製で、1981年に設置されたものだそうです。

教会の裏側です。瓦屋根に煉瓦造って珍しいのでは?
聖アグネス教会は、現在京都に残る最古級の教会でそうで、今後修復・耐震工事を行うそうです。とても歴史があり、シンプルで洗練された教会で、学院で大切に使われてきたのだろうな、と思いました。
明治館
京都府京都市上京区武衛陣町221 キャンパス内
竣工:1895年(明治28)
設計:A・N・ハンセル

明治館は平安女学院のキャンパス内にあり、煉瓦造の2階建ての建物で、19世紀後半のイギリスで流行した「アン王女様式」という建築様式で建てられています。
アン王女様式の特徴は、煉瓦を露出して、上げ下げ窓をつけ、壁や玄関に白い砂岩で白い帯を装飾することだそうで、日本では珍しく貴重な建物だそうです。

これは建物内部の一室なのですが、壁を剥がし煉瓦造の様子を見学者が見られるようになっています。
こうして実際のレンガを見られるのはとても貴重で、レンガってすごく頑丈なんだと実感しました。

今回公開された講堂の一室は、天井を支えるアーチ型の梁が特徴的で、ハンマービーム工法と言う工法で建築されていて、天井を高くし、広い空間を確保しているそうです。
なるほど~特徴のある天井です。
室内は、白い壁とペパーミント色の扉で統一されていて爽やかな印象でした。



明治館は竣工以来、様々な用途で使われ、その度改造が加えられました。
2004年からも修復・耐震工事が行われ、現在の姿になったそうです。現在も現役の校舎として、大学の授業や中高のクラブ活動で使用されています。
今回は、平安女学院の建物を紹介しました。平安女学院には、古い貴重な建物が多く、今回で4度目の参加だそうです。
歴史的建造物の中で、勉強できる女学院の生徒さんが、とてもうらやましくなりました。
では、今回はこの辺で。読んでいただいてありがとう。